志望動機は進化する
理想的な志望動機は、「絶対にその会社でないといけない」と言うことが伝わるものです。しかし、最初からこの「絶対にその会社でないとダメ」と言う志望動機を書くことは非常に難しいし、無理があることだと思います。
変なたとえですが
合コンに行くときからプロポーズの言葉を考えて参加する人はいません。
でも、とても人気がある人にアタックするには事前のリサーチが重要である。
と言うことが出来ると思います。
解説していくと、
合コンに参加するときは、「誰かかわいい子がいないかなぁ?」とか、「誰かカッコいい人いないかなぁ?」と漠然と考えて参加するはずです。そしてメンバーの中に、自分のタイプの人がいると、あの人と仲良くなりたいなぁと思うはずです。でも、最初のデートへ誘うときから、あなたとは結婚したいから遊びに行きましょうと言う人はいないはずです。
かわいい子 や カッコいい人 が 会社になります。そして、プロポーズの言葉が最終面接における、「その会社でないといけない理由を含んだ志望動機」になります。
つまり、相手のことが詳しくわからない状態で、プロポーズする人がいないように、就職活動においてもその会社のことをまだよく知らない段階では、絶対にその会社でないといけない理由を含んだ志望動機などは話せないはずなんです。
何かのきっかけで知り合い、付き合い始めた理由は、「なんとなく好みの感じだから」、「優しそうな印象だったから」、「趣味が同じで話が合ったから」とか、そんな理由のはずです。でも、付き合って長いこと一緒にいるとお互いのことがわかってきて、「やっぱりこの人しかいない!」そう思えるようになったとき、プローズへと進むはずです。
就職活動でも、最初の理由は、「興味のある業界だったから」とか、「興味のある職種だったから」とか、「よく知っている会社だから」そんな理由からスタートしてもいいと思います。(もちろん、会社説明会に行く前には、社会人の礼儀として相手の会社のことをホームページなどでしっかりと調べておくことは大切ですが。)
あまり最初(例えば説明会に参加する前)から「絶対にこの会社でいけない理由」を含んだ志望動機を書くことを意識し過ぎて動けなくならないように気をつけてください。
しかしながら、非常に人気のある人にアタックをかけるとします。
非常に人気者は、異性から声をかけられるのに慣れているために、単純に声をかけた程度ではなかなかこちらを振り向いてくれません。
このときに重要になるのが、相手のリサーチです。相手の好みなどをリサーチして、そのリサーチ結果に基づいてアプローチをかける必要があります。
人気企業は、学生さんからのエントリーがたくさん集まるために、最初の時点からある程度「当社でないといけない理由を含んだ志望動機」をエントリーシートにおいて要求してきます。人気があり、たくさんの学生さんからのアプローチすべてに答えられないので、より自社に興味や熱意があるかの判断軸で選考しておいて、デートの誘い(説明会への参加など)に応じるのです。
いろいろと変なたとえを書いていますが、ポイントとしては最初から「絶対にその会社でないといけない志望動機」であることにこだわり過ぎないことです。相手のことを理解する前には、絶対にその会社でないといけない志望動機を書くことは、残念ながら無理なことです。
このメッセージの冒頭に書いていますが、志望動機は進化します。
なぜならば、選考が進んで行くに従い、相手の会社のことがわかってくるし、また、受験者自身も興味関心をもってその会社のことを調べるからです。
チャレンジする企業さんの人気度にもよりますが、あまり難しく志望動機を考えすぎず、まずは行動するところからスタートしてください。
そして、興味のある企業さんと出会いがあったら、その出会いを大切にしてください。出会いを大切にし、その出会いを生かすためには、相手のことをしっかりと理解するように行動してください。それが、つまり企業研究ということになります。
企業研究を重ねて行くことによって、最終的には「絶対にその会社でないとダメな志望動機」が書けるようになります。

