自分自身を見つめ直す・・・・・・
非常に面倒くさい作業ですが、こんなことは本当に必要なのでしょうか
突然ですが、皆さんは自動車教習所へ行きましたか?
思い出して欲しいのですが、初めて車に乗った時に、車はまっすぐに進みましたか?
多分、大多数の人が、フラフラとした運転だったと思います。右にそれたり、それを直そうとして今度は左にそれてしまったりと、まっすぐに車を進めることは、案外、難しかったのではないかと思います。苦労しながらも車に乗っているとだんだんと車はまっすぐに進んでくれます。
まっすぐ進まなかった原因は、いろいろあると思いますが、一番大きな原因は、目線が近いからだと思います。初めて車を運転して、車の運転に慣れていなくて恐いので、車のすぐ前を見てしまっていたのだと思います。慣れてくると前方をしっかり見ることができてきます。しっかり前を、つまり、自分の進むべき方向を見定めることができたなら、車は真っ直ぐに自分の思った方向へと進んでくれます。
黄色い車
就職活動においての前方とは、「自分のやりたいこと」や「夢」や「志」なんだと思います。
車を運転するときに、車のすぐ前(ボンネットの前)を見ていたのでは、車は思いどおりの方向には進まずに、ふらふらとしか進めることができません。進行方向をしっかり見定めてこそ、自分の思い通りに車を操ることができます。
同じように、すぐ目の前を見ているだけの就職活動では、車の運転と同じようにフラフラとしか進むことが出来ません。
でも、でも、でも・・・
「自分のやりたいこと。」
「どんな人間になりたいのか。」
「夢」・「志」は、と問われたとき、多くの人は、自分でも分からないのだと頭を抱えてしまうでしょう。
大多数の方の答は、「わからない」・「思いつかない」・「答えが出てこない」・「今、悩んでいます。」、と言ったものだと思います。
安心してください。わからなくて当然だと思います。
実は、私自身もまだ、自分で自分のことがわかっていません。人生を決めるかもしれない問いかけに対して、簡単に答えが出たのでは、その答えは本当に自分の考えなのか、逆に疑わしいです。わからなくて当然だと思うのです。
これまで、盛んに「自分のやりたいことは?」と尋ねてきた人間が、その答は分からないだろうと言うと非常に矛盾に満ちているとお思いになると思います。でも、本当のことだと思います。
そんなに簡単に答えの出るような問題ではないからです。
では、どうしたらいいのでしょうか???
考えてください。考えてください。考えてください。
これが答えです。
何か禅問答のような答えになってしまいましたが、わからないけれど、わからないながらも考えるしか、方法はないのです。分からないからと言って考えなければ、結局、一生答えは出ません。
ソクラテスが「無知の知」と言いました。つまり、自分は知らないことを知っている。だから、考えたり、人に尋ねたりすることができるのだと。例えば、あなたがパソコンのことについてなんでも知っていると思えば、人に尋ねたり、本を読で勉強するなどしなくなると思います。しかし、まだまだ、知らないことがいっぱいあるという自覚があれば、人に聞いたり、本で調べたりすると思います。
まず最初に、自分が分かっていないことに気付くことが、第1のステップになるはずです。
「分からないけれども、自分について考え始める。」これが一番大切なことだと思います。いろいろ考えながら就職活動に取り組むことができたなら、たくさんのヒントが皆さんに与えられると思います。
いろいろな情報やヒントが皆さんの目の前に来ても、何も考えていなかったら、それらの情報やヒントは通り過ぎてしまいます。電波が飛んできても、アンテナがさび付いてしまっていたら、情報をキャッチできないのと同じことです。
また、実際に、就職活動中の学生さんにお会いして感じることは、「自分について考えている学生さん」と「なんにも考えていない学生さん」とでは、ぜんぜん違うと言うことです。どこがどう違うかと言うのは、なかなか言いにくいのですが、敢えて言うならば、目の輝きが違います。
就職活動は1つのキッカケだと思うのです。

